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2012年4月11日水曜日

ReBirth for iPad チュートリアルpattern_7


実際にTB-303の打ち込みをやってみましょう。

TB-303の使い方は大体わかってもらえたでしょうか?
まー、アレでわかる人はこんなもの読まないでしょうw
それでも、何も知らないよりは良いですからね。

というわけで、実際に打ち込みながら解説します。
「打ち込むもなにもどうやったら、音楽的に聞ける様なのができるの?」って言う人も大丈夫。
そこから説明します。

まず、重要なのが「キー(調)」と「スケール(音階)」です。
iKaossilatorやFigureを使ったことがあると理解しやすいと思います。
使ったことがない人は買いましょうw
それらガジェット楽器には、クラブミュージックを作曲するために最低限必要なことが、これでもかと詰め込まれています。

キーというのは、いわゆるハ長調とかイ短調とかいうやつです。
あんまり馴染みがないですか?
CメジャーとかAマイナーとかはどうでしょう?
聞いたことありますか?
上に書いたものは実は同じ意味です。
ここ説明すると長くなるんですが、音楽用語は英語、日本語が入り乱れちゃって素人には、まるっきりわからないカオスな世界になっていますw

一つの楽器で鳴らす場合は、別にキーを意識しなくてもいいんですが、複数の楽器を重ねて鳴らす場合は、それぞれのキーをあわせておけば変な響きにならないよっていう便利なものです。

スケールというのは、1オクターブ中のどの音を使うか?というものです。
1オクターブ中には無限ともいえる音が存在しているのですが、綺麗に聞こえる音というのは、結構限られています。
その規則性をパターン化したものがスケールです。

…まあ、わからなくても大丈夫!
「めんどくせー」という私達のために便利なものがあります!


じゃんじゃかじゃっじゃっじゃーん。
こーど、ぼーいー。
iPhone/iPodアプリなんですが、キーとスケールを選ぶと使用する鍵盤を表示してくれる、超絶便利なアプリです。ついでにコードも調べることが可能です。


こいつを使って楽をしましょう。
Scale Modeを選んで、表示されるスケール一覧から気に入ったものを選びましょう。
テキトーでいいんです。
「あ、これいいな」って思ったらそれでOKです。


とりあえずここではPelogを選んでみました。
特に明確な理由は無いです!
なんかいいなーって思っただけですからw
調べてみたらガムランの音階だそうです。
このスケールのキーD#が気に入りました。
でも、とりあえず「キーC」を選択しておいてください。
理由は後で説明します。

さて、使うスケールとキーが決まりました。
コードボーイの画面に使う鍵盤の種類が●で記されています。
7個ですか…まだちょっと多い。
ここでFigureを思い出してください。
…持ってない人は買いましょう。


これがベースのデフォルト画面です。
SCALE STEPSが3ですよね?
これはつまり、その道のプロが「ベースは3つくらいの音を使うのが基本だよ」って言っているのと同じことなんです。
実際、ベースの音を沢山使うと、あんまりカッコよくないです。
というわけで、7個の音のうちから3つに絞りましょう。
私はC、D#、A#を選びました。
一つ飛びで選んだ形ですね。
別に決まったルールはありません。
好きに選んでもらって結構です。
どれを選んでも「あきらかにキモチワルイ…」ということには、ならないはずです。

さて、前置きが長くなりましたが、いよいよReBirthでの打ち込みです。
上から二つ目のTB-303のパターン1に打ち込みましょう。
どのTB-303を使ってもいいんですが、下から積み重ねていくイメージの方がわかりやすい気がします。
全16ステップの画像を載せておきますので、見ながら打ち込んでください。


手順は前回説明したとおりです。
まず、1から16まで全部のノートをONにします。
そして、ピッチモードで音階を入力します。
その後、オクターブ、スライド、アクセントと設定します。
(個人的に、アクセントとスライドが重要な気がします)

さて、今打ち込んでもらったのはキーCのパターンです。
しかし、私はキーD#が使いたかったわけです。
そこで、トランスポーズ(移調)というものをします。
トランスポーズとはキーを後から変更できる機能です。


やり方は簡単です。
PATTN EDITからTRANSPOSEのスライダーを右に3ずらしてAPPLY(適用)をタップすればD#に移調してくれます。
こうすると、打ち込んだパターンのピッチがそれぞれ右に3個づつずれていきます。
「最初から3つずらして打ち込めばいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、TB-303はドから高いドまでの1オクターブしか鍵盤がありません。
なので二つのオクターブにまたがったスケールを入力する場合は、キーCで入力してからトランスポーズしたほうがピッチモードで打ち込みやすいと思います。

これがキーCで入力した理由です。

さて、これで基本パターンの打ち込みは全部終わりました。
ちゃんと打ち込めていればこんな感じに鳴るはずです。

http://twitsound.jp/musics/1176

カッケェー!
いやいや、まだまだですよ。
まだ1つのパターンしかないので、ずっと聞いていると流石に飽きますw
次回ではパターンを増やしてもっとカッコよくしましょう。