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2015年12月18日金曜日

今年のベストゲーム『Hearthstone』を無課金で遊ぼう(改訂版)


頭脳で勝つゲームは好きですか?

今、一番熱いデジタルカードゲームがHearthstone(ハースストーン)です。



ハースストーンを一言で言い表すと「ネット時代に最適化された対戦型カードゲーム(MTG、遊戯王、ポケモン、などのようなゲーム)」です。
カードゲームといえば、アナログゲームの筆頭と言われるくらい流行った頃がありました。
MTGではプロ選手がいて賞金のかかった世界大会が開かれるほどです。
もちろん、今でも現役ですが、小学生でもスマホを持つような現代では、もっと派手で刺激的なゲームが「タダ」で出来てしまう環境が身近にあるので「お金のかかる」アナログカードゲームは下火になりつつあります。
(子供がモンストで散財したとかよく聞きますが、昔でもポケモンカードでお年玉全額使い果たしたなんてのはよくありましたw)

そんな、お先真っ暗なアナログから脱却できないカードゲーム業界に、新たな革命を起こしたのが、このブリザード社が開発したハースストーンなのです。
ブリザード社といえば、あのネットゲームのパイオニア『ディアブロ』を作った会社ですね。
ハースストーンも賞金総額1億円の世界大会が開かれるほどの規模を持ったゲームです。
ゲームが上手くなれば、あなたもその舞台に立てるかもしれません。

さて、そんな期待値の高いハースストーンですが、ただ漫然とインストールしてゲームを始めても「勝てません」
いや、2万円くらい突っ込めば十分なカードが揃うんですが、そんなお小遣い無いよという子供は(大人も)多いですよね。

そうゆう人のためのスターティングメソッドをお教えしましょう。

対戦ゲームですからやっぱり勝ちたいですし、勝てなければ長続きもしません。
「ハースストーンは無課金でやるゲームじゃない」と言う人もいますが、私はそうは思わないです。
結局のところ、競技人口が少なければハースストーンはe-sportsとして成立しなくなるので、ハースストーンの未来のために、裾野を広げるというのは重要なことなのです。
「ゲームが面白ければ流行る」なんて時代ではありません。
ブリザート社はイマイチこのことを理解していないようで、ハースストーンは無課金者に優しく無いです。
ですから無課金で始めるには入念な準備が必要になります。

ステップ1 「リセマラの準備」

リセマラとは最近のスマホゲーでよく使われる用語で、リセットマラソンの略です。
ゲームを何度もリセットして最初に引けるガチャで大当たりを狙う方法を指します。
ハースストーンはチュートリアルが比較的長くリセマラにあまり向いていません。
ですが、不可能では無いので、やはりリセマラをすべきです。

まず、新しいgmailのアカウントを作ります。
hogehoge@gmail.comとか適当でかまいません。
gmailはアカウント名のあとに+をつけると別のアドレスとして使える機能があります。
つまりhogehoge+1@gmail.comとかhogehoge+2@gmail.comが一つのアカウントで利用出来るわけです。

次にハースストーンのアカウントを作ります。
ハースストーンを始めるにはバトルネットアカウントの作成は必須です。
ここで先ほど作ったメールアドレスhogehoge+1@gmail.comを使います。
リセマラでいいカードが出なかった場合、作ったバトルネットアカウントはログアウトして、次はhogehoge+2@gmail.comなどで新しいバトルネットアカウントを作成すればいいというわけです。

あとはチュートリアルを終わらせれば最初のステップは終了です。
いいカードを引くために何度もチュートリアルをやることになると思いますが、それもゲームを理解するために役に立つと思います。

ステップ2 「ユニーククエストを消化」

チュートリアルが終わるとスタート画面から始まり、まずはコンピューター戦をやろうと促されます。
そこで何回も試合をしなければカードが引けるカードパックをもらうことができないのですが、幸いなことにあなたはiPadを持っているはずなので、1回対戦すればiPadプレイボーナスをもらうことができます。
1回対戦と言っても最後までやる必要はありません。
試合が始まったら、オプションメニューから即投了でもらえます。
ハースストーンでは、各種モバイル端末でプレイするとボーナスパックがもらえるようになっています。(iPhone、iPad、android携帯、androidタブレット、そしてサムスンのギャラクシースマホ)

このボーナスパックを利用するのがハースストーン式リセマラなのです。

さて、iPadのボーナスはクリアできましたが、まだiPhoneなどが残っています。
iPadを持っている人ならiPhoneを持っている、または持っている家族がいる確率が高いかと思います。
それが利用出来るなら利用しましょう。
ログインして試合をするともらえます。
しかし、android端末となると少しハードルが高いかもしれません。
そこで、PC上で動くandroidエミュレーターを利用します。

hearthstone genymotionなどで検索すれば細く書かれた記事がいくつか見つかると思います。
長くなるので、ここでは詳細を省きます。
多少PCの知識が必要です。

androidエミュを使えばandroidボーナスの2パックに加え、ギャラクシーボーナスの3パックももらえることになります。
iOSのパックと合わせれば合計7パックを最短リセマラで開けることが可能です。

ただ、このゲームを始めたばかりの人は、この最短リセマラではなく、もう少し時間をかけて、闘技場がプレイできるまで進めるのをお勧めします。
(闘技場はいずれかのヒーローがレベル10になると解放されます)

闘技場とは、ランダムなカードの中から強いと思うカードを選び即興のデッキを作って対戦するモードのことです。
MTG経験者向けに言うとブースタードラフトのようなものです。

初回の闘技場は無料で遊べるので、リセマラのついでに闘技場の練習もするといいでしょう。
闘技場で3勝以上できたら脱初心者ですね。
闘技場に慣れたら、最短リセマラが一番時間効率がいいです。

ステップ3 当たりカード

以上のステップを繰り返して、当たりのカードが出たらリセマラは終了です。
無課金で始める場合の当たりのカードは、そんなに多くありません。

1位、ゴールデンレジェンド
ハースストーンではカードの等級は、コモン(白)、レア(青)、エピック(紫)、レジェンド(金)となっています。
さらにゴールデンカードと呼ばれるものがあって、特に効果は無いけれど、普通のカードより派手というコレクター向け要素があります。
コレクター向けなので、普通の人には意味がありません。
ですが、ゴールデンレジェンドカードは分解すると、別のレジェンドカードが作れるだけの魔素がもらえるんです。
分解とは、いらないカードを魔素(ゲーム内通貨のようなもの)にする機能です。
その魔素を使って好きなカードを合成することが可能なのです。
アナログカードゲームでいうとトレードみたいな要素ですね(かなりシャークな交換になりますがw)

つまり、通常のレジェンドカードではなくゴールデンレジェンドカードを当てたら、それは目的のレジェンドカードを当てたのと同じことになります。
例え欲しいレジェンドカードが無くても、安いデッキなら丸々一つ作れるくらいの魔素です。

2位、ドクター・ブーム
ハースストーンで使われるデッキの半数以上に採用されるぶっ壊れカードがこのドクター・ブームです。
(画像は英語版です)

もし、これが出たらそこでリセマラ終了です。
ただし、最短リセマラでもらえるクラシックパックにはドクター・ブームが含まれていないので絶対出ません
でも闘技場の報酬でたまに貰えるゴブリンvsノームパックでは出ることがあるので、チャンスはあります。

3位、レジェンド、ゴールデンエピック、もしくは特定レア
上位二つに比べるとぐっと難易度が下がりますが、インパクトも下がります。
ですが、この辺で妥協してゲームを始めるのもアリです。
十分ランキング戦上位を狙えます。
ゴールデンではないレジェンドカードとゴールデンエピックカードは分解すると、400魔素になるので、これらが2枚出れば十分なデッキが組めます。
レジェンドを分解するなんて勿体無い気がしますが、どんなに良いレジェンドでも1枚入っているだけではデッキとしては未完成なので、今後課金する予定がないなら分解して必要なカードにしてしまいましょう。
その方が確実に勝てます。

魔素を使って合成する予定のカードが出た場合も当たりです。
「ドゥームガード」と「アルガスの守護者」「ナイフ・ジャグラー」が出た場合はかなりの魔素を節約できます。

現在のランキング戦環境で、一番安くて強いデッキの筆頭はウォーロックを使ったズーロックと呼ばれるデッキです。
(ズーというよりスーサイドに近いと思うんですが、ハースストーンではズーと呼ばれています)
そのズーロックの一番等級の高いキーカードがこれらのカードになります。
特にドゥームガードは必須カードと言えます。
もちろんランキング戦の環境は日々変わるものなので、将来的にはもっと強いデッキが台頭するかもしれませんが、この記事を書いた時点の最新データでは、これらのカードは当たりと断言できます。

めでたく当たりがでたら、ハースストーン公式ページへ行って適当に作ったメールアドレスをちゃんとしたメールアドレスに変更しておくのを忘れずに。

ステップ4 デッキ作成

もし、ドクターブームをゲットできるという幸運に恵まれた人は、好きなヒーローを選び、ベーシックカードで組んだデッキにドクターブームを入れるだけでも十分遊べるデッキが作れます(ランキング戦上位は無理ですが将来性はあります)
ですが、それはかなりハードルが高いはずです。
大体の人はドゥームガードやナイフジャグラー、アルガスの守護者で妥協することになると思います。
それらを使って作るデッキリストがこれです。


凄まじき力x2
ヴォイドウォーカーx2
炎のインプx2
鬼軍曹x2
ダイアウルフ・リーダーx2
ナイフ・ジャグラーx2
ネルビアンの卵x2(ブラッドフェン・ラプター)
呪われた蜘蛛x2(マーロックのタイドハンター)
鉄嘴のフクロウx1
闇の売人x2(酸性沼ウーズ)
インプ・ギャングのボスx2(シャタード・サンの聖職者)
ブラン・ブロンズビアードx1(レイドリーダー)
インプァクトx2
アルガスの守護者x2
ダークアイアンのドワーフx1
ドゥームガードx2
ロウゼブx1(フロストウルフの将軍)

カッコつきのカードは最初からもらえるベーシックカードで代用したものです。
というのもそれらのカードで代用しなければいけないカードはアドベンチャーと呼ばれる課金カードセットに含まれるカードで、魔素を使っても合成することができません。
ですので無課金では最初は入手できないカードなので代用することになります。
ただ、ゲームをやっていくと貯まるゲーム内通貨「ゴールド」を使って開放することができるので、大体2ヶ月もやれば全てのカードが手に入りますよ。

開放するアドベンチャーの順番は、まず700ゴールド貯めて「ナクスラーマスの呪い」の1段目を攻略して「ネルビアンの卵」と「呪われた蜘蛛」をゲットしてください。
これだけでかなりの強化になります。
その次は「リーグ・オブ・エクスプローラーズ」の1段階目を攻略してからウォーロックのヒーローチャレンジをクリアして「闇の売人」をゲットしてください。
この最初の1400ゴールド分は割とすぐ手に入ります。
これだけでもランク15は楽勝でいけます。

その次はナクスラーマスの2段階目のロウゼブ、リーグ・オブ・エクスプローラーズの2段階目でブラン・ブロンズビアード、さらにブラックロックマウンテンの2段階目でインプ・ギャングのボスを手に入れれば完成です。
ロウゼブが手に入ればランク5を狙ってもいいでしょう。

月末までにランキング戦でランク15以上到達できていれば、翌月に好きなレアカードが作れるくらいのカードや魔素がもらえるので、次に作るデッキの軍資金にするといいです。
もしランク5に到達できたら好きなエピックカードが作れるくらいの魔素が手に入るのでかなり楽になりますよ。

次に作るとしたら安いフェイスハンターがオススメです。
フェイスハンターに関しては他にいくらでも解説しているところがあるので検索してみてください。

とまあ、この安い部類のズーロックデッキも無課金で作るとなると結構大変なんです。

以上、長々と書きましたが、お金さえあればめんどくさいリセマラやゴールドをコツコツ貯める事なんかしなくても大丈夫なので、もしハースストーンというゲームに可能性を感じたらお金を使うのが最善手ですよ。
でも、無いなら無いで、やりようはあるということは覚えておいてください。

ハースストーンは決してお金が全てを解決するゲームではありません。






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